注意点

ふるさと納税を行う上で注意する点を、ご紹介します。

  • ふるさと納税の特産品は、あくまで「お礼」の品であることを忘れないこと
     「特産品」目当てのサイトを作っておいてなんですが(笑)、あくまで「お礼」として「善意」で頂いていることを忘れないようにしましょう。

  • 「確定申告」を忘れないこと
     ふるさと納税を行ったことを、居住所のある税務署に対して確定申告をしないと、税金が戻ってきません。
     納税した自治体からは「領収書」や「寄付金受領証明書」等の証明書類が送られてくるので、大切に保管し、確定申告の際に提出しましょう。

  • ふるさと納税がお得になる金額には、上限があることを忘れないこと
     「税額控除について」 に書いたように、ふるさと納税自体は上限無くいくらでも行えますが、確定申告で戻ってくる還付金には上限があります。
     自己負担金額が最低の2000円に収まる上限金額を、その年(1月〜12月)の想定年収から予想して、全体の寄付金額を決めましょう。

  • 特産品をもらえるのは、各自治体に対して、年1回であることに注意すること
     魅力的な特産品を複数の中から選べる自治体がありますが、特産品を頂けるのは、年に1回だけです。
    (まれに、一度納税すると、年に2回〜4回に渡って、特産品を贈ってくれるコースを選べる自治体もあります。また、年に何回でも特産品が頂ける例外的な自治体もあります。)
     このため、ほしい特産品がいっぱいある自治体では、どれを選べばよいのか、嬉しい悩みが出ます(笑)
     このホームページのリストを見比べて、「あれもいいけど、これも捨てがたい・・・」と(私の様に)悩んで下さい。

  • 自治体によって、「年に1回」として想定している期間が違うことに注意すること
     前述のように、特産品をもらえるのは「年に1回」なのですが、この「年に1回」をいつからいつまでとしているのかが、自治体によって違います。
     「暦年(1月〜12月)」の期間で1回と数えるか、「年度(4月〜翌年3月)」の期間で1回と数えるかが、自治体によって異なります。
     「年度(4月〜翌年3月)」の期間で1回としている自治体が多いようです。
     なお、確定申告では、「暦年(1月〜12月)」の間で納税した金額を申告します。
     このため、4月にある自治体に10000円納税した後、「年が変わった」と思って、翌年1月に同じ自治体に10000円納税すると、確定申告は20000円の寄付金控除がもらえても、特産品は1回しかもらえないことになりますので、注意しましょう。

  • 発送時期や申請時期が決まっている特産品があることに注意すること
     特に果物のような季節ものが該当しますが、発送できる時期とそれに先立ち「いつまでに納税しておく必要があるか」が決まっている特産品があります。
     また、人気の特産品については、数に限りがあることから、早めに申し込まないと頂けないものもあります。
     米は一年を通して受け付けている自治体が多いですが、新米が頂ける様になるのは10月頃からとなるところが多いようです。

  • 自分が住んでいる自治体に、ふるさと納税をしても特産品がもらえないことに注意すること
     こちらで紹介したように、ふるさと納税とは「納税先を変える制度」です。
     このため、自分が住んでいる自治体は、もともとの納税先であることから、特産品をもらえないのだと思われます。
     全ての自治体がそうかはチェックし切れていませんが、大抵の自治体では、そのような注意書きがホームページに載っています。