ふるさと納税で「天橋立を望む宅地」、中止に
京都府宮津市は26日、ふるさと納税の高額寄付者に、日本三景・天橋立を望む宅地(750万円相当)を贈呈する制度を中止することを決めた。
総務省から「贈呈品が高額すぎ、寄付者に対する税控除ができない可能性がある」と指摘されたため。井上正嗣市長は「定住促進のためになると考えていたが、法律上、問題があるのならやめざるを得ない」と話している。
先日の日記で御紹介した、「1000万円の寄付で土地を贈る」という、宮津市のふるさと納税は、総務省からの「待った」がかかって、中止になったようです。
どこに基準を決めているのかよくわかりませんが、さすがに土地はダメだということでしょうか(笑)
土地を贈る自治体が出たことで、「衣・食・住」の全てをふるさと納税で賄うことも可能かと思ったのですが、さすがに「住」は厳しいようですね。
昨年から総務省は「特産品合戦は好ましくない」と言いつつも、来年からは控除枠の緩和に向かって進みそうな状況だったので、「いったい、どういうことなんだろう?」と思っていましたが、一応、ある程度の目安は持っているということでしょうか。
阿南町のお米20kg等の様に、「寄付金の100%相当の還元」は黙認し、今回の宮津市にはストップをかけたということは、還元率よりは、上限金額もしくは資産性の方に目を光らせているのでしょうかね。
今年の4月に、三股町の「300万円の寄付で、牛一頭」というふるさと納税が一瞬で埋まったのに驚いていたため、今回の宮津市は、どうなるのか注目していたので、中止は残念です(笑)