小牧市 市外の職員にふるさと納税を期待

こんなニュースが出ていました。

市外に住む職員は寄付を 小牧市長が提案 (2013年9月13日)
「ふるさと納税」制度を活用し、市に1万円以上を寄付した人に3千円相当の記念品を贈る新たな制度の導入を、愛知県小牧市が目指している。
ただ、山下史守朗(しずお)市長は市外在住の市職員が率先して寄付すべきだとも述べ、「実質的に強制では」との声が出ている。
小牧市は税収確保の目的のほか、記念品に特産の名古屋コーチンを贈って「コーチン発祥の地」をPRする考え。
山下市長は議案説明をした8月末の記者会見で「600人も寄付者が出るか」との質問に「(市職員約1千人のうち)市外に住む職員400人に期待している」と答えていた。

名古屋コーチンの特産品は、他の自治体ではあまりなさそうですので、実現したら嬉しいですね。

しかし、「市外に住んでいる職員に期待」っていうのは、ちょっとなあ、と個人的には思います。

他の自治体の人にも、その自治体以外に住んでいる職員には、ふるさと納税するようなプレッシャーがかかっているのでしょうか(^^;

総務省 ふるさと納税の調査結果発表

総務省がふるさと納税の実態を調査」と以前の日記で紹介した件について、総務省が調査結果を発表したようです。

ふるさと納税、コンビニでも 普及へ手続き簡単に (2013/9/13 21:52)

総務省は13日、生まれ故郷や応援したい地方自治体に寄付をすることで居住地の住民税などを軽減する「ふるさと納税」の普及促進策をまとめた。コンビニエンスストアでの決済の導入や税額控除手続きの簡素化、住民へのPRの強化などが必要と訴えた。導入から5年がたつが、使い勝手が悪いとの指摘も多い。地方財政の下支えとなるため、普及を加速させる。

 同日付で全国の自治体に対して運用を改善するよう通達を出した。

同省が全国の自治体の運用実態を調べたところ、コンビニ決済による寄付を受け付ける自治体は都道府県の6%、市区町村の1%にとどまった。クレジットカード決済を採用する市区町村はわずか6%。54%の市区町村は控除手続きを示す文書すら配っていなかった。

・・・うーん、これだけでは、どんな調査結果で、どんな運用改善の通達を出したのか、よくわからないですね(笑)

「コンビニ支払いやクレジットカード決済を導入して、納税者が寄付しやすくなるようにしなさい」とでも言ったのでしょうか。

もともとお礼の特産品を渡すことを目的とした制度ではないので、「特産品を充実させなさい」とは言わなかったのでしょうね(笑)

個人的には、記事の中にあった「税額控除手続きの簡素化」が必要という声に応えてほしいものだと思いますが・・・、まあ確定申告はたぶんしないと控除が受けられないだろうな、という気はしますね。

神戸市 ふるさと納税

神戸市ふるさと納税「KOBE寄付金」 (2013/8/31)
神戸市のふるさと納税「ふるさとKOBE寄付金」の特典が大幅に拡充される。神戸牛や灘の酒、スイーツなど神戸の名産品がもらえる。市は30日、新たに加わった特典の数々を発表した。9月1日受け付けの寄付金から。

というわけで、神戸市がふるさと納税の特典を拡大したそうです。

神戸市のふるさと納税を紹介しているページは、こちら

5000円、20000円、50000円の寄付で、特産品をもらえる内容が変わります。神戸牛や神戸のお菓子など、なかなか魅力的な特産品が揃ってはいますが・・・、例えば神戸牛の特典を「ふるさと納税 特産品 情報局」に載せている肉を贈ってくれる自治体と比較すると、2倍くらい寄付金がかかるイメージですね。神戸牛は、安売りしないということでしょうか(笑)