「ソフトバンクがふるさと納税代行」の日記でお知らせした件ですが、11月から「さとふる」という名でサービスを開始するようです。
ソフトバンク、自治体向けに「ふるさと納税」代行サービス
ソフトバンクは22日、自治体向けに、「ふるさと納税」の関連業務を代行するサービスを11月にも始めると発表した。
納税者や納税を検討している人と、自治体を結びつけるポータルサイト「さとふる」も開設する。
開設時に、約10の自治体からの受託を目指す。
自治体の方の業務負担を減らすという点で良いサービスと思いますが、寄付者側には何かメリットがあるのかが気になるところです。
ソフトバンクの様なIT技術の高い会社なのだから、下記の様なことをやってもらえると嬉しいなあ、と思います。
(1)ユーザーID、パスワードを取って、ポータルサイトにログインする機能
(2)ログインした各ユーザーの、住所、氏名等を保存する機能
(3)寄付したい自治体を選んでクリックすると、寄付時の入力情報として、(2)の個人情報が自動で入力される機能
(4)クレジットカード決済、電子マネー決済機能
たぶんクレジットは付けるでしょうが、電子マネーはどうでしょうね。Yahoo! 公金支払いのシステムがTポイントに対応しているので、ソフトバンクグループで、ふるさと納税専用サイトを作る以上、それは超えてほしいものです。
(5)確定申告に必要な寄付金受領書をPDFファイルで発行する機能
緩和により、来年から確定申告自体が不要になる、という噂もありますが・・・。まあ、そうなったら、そうなったで機能廃止で良いです(笑)
(6)希望者にメールマガジンを送付する機能
サイトの更新情報、事前に指定した自治体や特産品についての更新情報を連絡する機能があるといいですね。
実は、ふるとくも「サイト更新情報とか、各自治体の紹介とかをするメールマガジンを発行しようか」と思った時期もありましたが、めんどくさくてやっていません(笑)
アップデート情報を流してもらえると、ありがたいですね。
(7)年末ギリギリまで対応する機能
ふるさと納税による税金の還元は、その年の寄付に対してですが、自治体側も師走で忙しくなるのと、増加した申請に対応しきれなくなったこともあり、2013年には12月の上旬~中旬で受付を締め切るところがありました。また、大晦日の様な仕事納め以降の日は、役所が閉まっているので、受け付けていませんでした。
一方、F-REGIというシステムを採用している様な自治体では、「12月31日の23:59まで、その年の寄付として受付けます」という様な対応が可能でした。詳しくは、2013年12月の日記を参照下さい。
「さとふる」では年末ギリギリまで対応してもらえると、嬉しいですね。
実は結構、重要な機能と思います。寄付者側としては、年末にならないと納税額が決まらないことや、年末ギリギリまでは他の対応で忙しいので大晦日になって申請したいという人もいると予想されるからです。
(8)寄付者へのポイント還元機能
「ふるさとチョイス」や「わが町 ふるさと納税」、「ふるなび」という何かしら先行しているサイトがある中、「さとふる」のポータルサイトを通して申し込むことのメリットを差別化するためには有効な手段かと思います。
ソフトバンクグループは、ソフトバンクポイントをTポイントに切り替えた様に、Tポイントを共通ポイントとしているようですので、Tポイントが妥当ですかね。
例えば、「新規ユーザー登録で100ポイント贈呈」、「さとふるを経由して寄付を申し込むと1%相当のTポイントバック」等のキャンペーンをやると、ユーザーの囲い込みにつながると思います。
これはユーザーの囲い込みと同時に、自治体への広告としても利用可能でしょう。例えば「今月、~町への寄付をすると、ポイント還元率アップです」という様な期間限定のキャンペーンをすると、その自治体への寄付増加を見込めると思います。