ソフトバンクは27日、自治体の「ふるさと納税」業務を一括して代行することを明らかにした。
ネット上でクレジットカードで納税を受け付け、自治体の特産品を「お礼」として配送する。自治体にとって手間のかかる作業だった納税受け付けからお礼配送までをすべてシステム化し、自治体の業務省力化に役立てる。
ソフトバンクは7月に新会社を設け、年内にもネット上にふるさと納税の専門サイトを開いてサービスを始める。ショッピングサイトのような作りにし、コメや肉、地酒など地方の特産品の一覧を掲示する。利用者は、ほしい特産品をお礼として提供してくれる自治体を選んで、ネット上でふるさと納税する。
ソフトバンクの契約者は電話代と一緒に納税できる「まとめ払い」も選べる。
というわけで、ソフトバンクがふるさと納税の代行業者として、参入するようです。
ふるさと納税の代行業者としては、ヤマト運輸グループが既に参入を表明していました。
昨今のふるさと納税は、もはやカタログギフト化した特産品提供合戦の様相を呈してきました。楽天あたりが参入して専用サイトを開設し、楽天ポイントを寄付金として使用可能にしてくるのではないかと予想していたのですが、ソフトバンクが入ってくるとは意外でしたね。
入ってくるとしたら、ソフトバンクグループであるYahooが既に「Yahoo! 公金支払い」のシステムを立ち上げているので、こちらを充実させるのではないかと予想していました。
Yahooは最近、「ふるさとチョイス」と提携しているように見えたのですが、ここら辺の関係も、もしかしたら変わってくるかもしれませんね。
また一つ、面白い動きが出てきたな、と思います。
ソフトバンクが今後開設するふるさと納税のサイトを通して申し込むと、ケータイ代金が優遇される等のお得になる様な施策を取っていくとしたら、ふるさと納税の代行業者として、一気に大きなシェアを取るようになるかもしれません。
ソフトバンクの様な会社が参入するなら、他にもやれそうなことがいくつか思いつくので、今後、どうなっていくか楽しみですね。
ソフトバンクに提案でも出してみましょうか(笑)