ふるさと納税の産みの親

ふるさと納税は2008年から始まった、比較的、新しい制度です。制度が始まった発端は、福井県からの提案と言われています。いわば、福井県がふるさと納税の産みの親ということですね。
そのためか、「ふるさと納税情報センター」というサイトを福井県が運営しています。

では、その福井県は、どの程度のふるさと納税を集めているかというと・・・

ふるさと納税制度開始以降過去最少 件数微増も6千万円割り込む

(2013年5月8日午前7時00分)

 福井県が7日まとめた2012年度の「ふるさと納税」の集計結果によると、県と17市町への寄付は684件、5641万9千円となった。件数は前年度比で微増だったものの収納額は制度開始の08年度以降で最も少なく、初めて6千万円を割り込んだ。

 

というわけで、あんまり集まっていないようです(笑)
先日紹介した米子市が、1つの市なのに「7201件、8905万8764円」の寄付を集めたのに比べると、かなり差がありますね。
ゲンキンな話ですが、やはり、お礼の品である特産品の充実度の差でしょうか。

ふるさと納税 特産品 情報局」のホームページでも、残念ながら現時点では、福井県の自治体は紹介していません。福井県の中では、唯一、あわら市はいいかな・・・と思いながらも、どの程度の品がいただけるかがよくわからないことから、紹介できていません。

福井県には、ふるさと納税の産みの親として、がんばっていただきたいものです。

米子市 市民体験パック

ふるさと納税のお得度でトップクラスに名前の挙がる自治体に、鳥取県米子市があります。

  • 3000円という少額で「米子市民体験パック」という、お得なセットの詰め合わせがもらえる(6000円相当とのこと)。
  • 10000円以上で、上記の「米子市民体験パック」に加えて、5000円相当の肉、海産物、お菓子等の特産品がもらえる。選べる特産品は、60種類以上。
  • クレジットカードでの決済ができる (Yahooの公金支払いではなく、米子市独自の決済)。

という充実振りで、自治体の中でも早くから対応していたこともあり、メディアに取り上げられることも多く、昨年は過去最高の寄付を受けたそうです。

ふるさと納税:米子市、過去最高 前年度比で件数2.6倍、金額2.3倍 /鳥取   2013/5/10
米子市に昨年度寄付された「ふるさと納税」は7201件、8905万8764円となり、件数、金額とも過去最高だった。件数は前年度の2・6倍、金額は同2・3倍。今年度は1億円到達の可能性も出てきた。

昨年、私も米子市から「米子市民体験パック」を頂きましたが、カード決済してから2~3日で届いて、「噂通り、ずいぶん早いなあ」と感心した記憶があります。

この「米子市民体験パック」は、今は発送するのに2週間くらいかかっていると、米子市のホームページに紹介されていました。

ご寄附をいただいた皆様へ 2013/7/30
ご好評をいただいている「米子市民体験パック」ですが、現在、発送が2週間程度遅れております。

ふるさと納税の知名度が徐々に上がってきたようですので、お得な自治体である米子市に寄付する件数が増えて、処理が追いつかなくなってきているのかもしれませんね。
お得なふるさと納税のパイオニアとして、今後とも米子市には、がんばって頂きたいです。