笠松町は12月31日まで、ふるさと納税を受付

日本経済新聞のニュースに、ふるさと納税の記事が載っています。ネットに載ったのは12月15日ですが、紙面では12月11日の朝刊に載ったようですね。

ふるさと納税でリッチ 負担2000円の節税・特典術
限度額や確定申告に注意 (2013/12/15 7:00)

東京都内に住む会社員の佐々木真一さん(仮名、32)は年収500万円。マイホームのために最近ローンを組み、消費増税に備えて家計の見直しに知恵をしぼる。その1つがテレビや雑誌で「賢い節約術」として紹介されていたふるさと納税だ。

約半数の自治体が寄付額に応じた特典を用意しており、2千円以上の価値のお返しをもらえることも多い。農水産物や工芸品、お酒やレジャー施設の割引券など幅広い。バランス良く特典を集めれば、生活費を浮かせることもできそうだ。

東京・銀座で個人の財産管理を行う税理士の植木康彦さんは「年間の所得の見通しが立ち、住民税を試算できる年末に寄付をするのが無難だ」と勧める。12月半ばのこの時期は、ふるさと納税の絶好の機会といえそうだ。
[日本経済新聞朝刊2013年12月11日付]

「12月半ばのこの時期は、ふるさと納税の絶好の機会といえそうだ。」ということですが、人気のある自治体では、今年分の新規受付を既に締め切っているところが多々あります。人気があるがゆえに、申請されるふるさと納税の処理が大変でしょうからね。「受付停止」を明確に表明していない自治体でも、今から申し込んで、ちゃんと2013年中の処理がされるかは、はっきりしないと思います。
この記事は、もう2週間くらい早めに出した方が良かったと思いますね(笑)

そんな中、岐阜県 笠松町は、「かさまつ応援寄附金(ふるさと納税)年内に納付手続きをされると平成25年分の税額控除が受けられます」というページで、年内の受付について紹介しています。これによると、クレジットカード決済ならば、役場が閉まっている12月31日まで受け付けるようです。

さすがは、個人的に担当者の「やる気」が全国屈指と思っている笠松町、最後の最後まで、寄付を集める努力を怠りません(笑)
笠松町は、5000円という少額でも特産品が頂ける上、寄付の度に1年のうち何度でも特産品を贈るという自治体のため、既にふるさと納税を行った人でも、また特産品が頂けます。

「つい最近知ったが、今年はもう間に合わないかも」という方や「少し納税枠が余ったな」という方は、ふるさと納税の「年末調整」として、笠松町にふるさと納税を行ってはいかがでしょうか。

新ポータルサイトができたようです

2013年12月4日付けで、「わが街ふるさと納税」というポータルサイトがオープンしています。

ふるさと納税のポータルサイトとしては、ふるさとチョイスが最も有名で、利用されている皆さんも多いと思いますが、ざっと見た感じでは、ふるさとチョイスに匹敵する出来栄えですね。

好みもあるでしょうが、「特典から選ぶ」でソートした時の見やすさは、「わが街ふるさと納税」の方が上かもしれません。これはいいサイトができました(笑)

私も情報の整理をちょくちょくとやってはサイトの更新をしていますが、とにかく自治体の更新が多いですので、情報が充実しているポータルサイトが増えるのは、ありがたいことです。

このサイトは「サイネックス」という広告収入を収益源とする上場会社が運営しています。

ふるさとチョイスも自治体からの広告収入を得ているようですし、ふるさと納税も知名度が上がってきて、こういう広告収入を得る会社が注目するようになってきたということかもしれません。

柳川市 リニューアル 高額寄付者ほどお得に

柳川市が11月25日から、ふるさと納税の特産品をリニューアルしています。

全体的にウナギの特産品が多いです。ウナギは最近、価格が高騰していますので、嬉しいですね。期間限定の、あまおうや巨峰もおいしそうです。

今回の柳川市のリニューアルでは、特徴的な点が2点あります。

1つ目は、10万円以上の寄付者限定として、柳川藩主立花邸 「御花」の大人2名宿泊券(1泊2食)や温泉入浴券などをプレゼントする、「豪華 柳川おもてなしペア券」があることです。玄海町の10万円、100万円の高額寄付者向けプランに刺激を受けてできたプランかもしれません。

2つ目は、寄付金額に応じて頂ける特産品の割合が、高額寄付者ほど有利になっていることです。

1万円~3万円未満:1点
3万円~5万円未満:4点
5万円~10万円未満:7点
10万円以上:15点 (または1の「豪華 柳川おもてなしペア券」)

の特産品を、重複可能で選択できるようになっています。

他の自治体だと、「1万円で1点、3万円で2点、5万円で3点」の様に、高額になるほど割合が不利になる例が多いのですが、柳川市は高額な寄付をした人ほど有利になるような仕組みにしてきました。

少額寄付者のふるとくとしては、少し残念に感じますが(笑)、高額寄付者ほど優遇する柳川市の対応の方が適切だと思います。

今後は、柳川市の様に高額寄付者向けのプランや、高額寄付者を優遇する仕組みが、他の自治体にも広がっていくかもしれません。

ふるさと納税 特産品 情報局」の柳川市の情報は、追って修正いたします。