2014年 1位の平戸市は12億円以上のふるさと納税

ふるさと納税 特産品 情報局」の情報を更新しました。

さとふるに登録されている北海道 八雲町の活ホタテ7.0kgと、先日の日記でご紹介した石川県 加賀市のDMMマネーの反映です。

産経新聞の記事で、昨年のふるさと納税1位は長崎県 平戸市だと紹介されています。

平戸市は、12億円以上も集めたんですね。昨年の後半に5~6億くらいまでいったニュースは見たことがありましたが、そこからさらに加速していますね。

確かに平戸市は、特産品の内容がバラエティに富んでいるとともに、還元率も高い方だとは思うのですが、2位~4位の玄海町、上士幌町、綾町と比べて、頭一つ抜け出ているだけの特産品の差があるとは思えませんでした。

この差は、平戸市のふるさと納税の制度によるものと考えた方が妥当な気がします。

平戸市は、ポイント制を採用しており、しかもそのポイントには有効期限がありません。
この有効期限が無いというところが効いているように思われます。
他の自治体でもポイント制を採用しているところはありますが、有効期限は決まっているところが多いです。

自営業等で、収入の安定しない人が「来年以降も、特産品がもらえるように」ということで、平戸市に寄付してポイントを貯めている・・・という人が多いのではないかな、と推測していますが、実際のところは、どうでしょうね?

平戸市に続いて、「ポイント無期限制」の自治体が増えてきたら、この仮説が正しいかどうか、わかるかもしれません。

首相施政方針演説でふるさと納税の拡大を宣言

加賀市のDMMマネーのニュースに隠れてしまいましたが(笑)、安倍首相が2月12日の首相施政方針演説で、ふるさと納税の拡大について、触れていますね。

ふるさと納税の盛り上がりは、特産品によるところが大きいのだと思いますが、 それでも自治体の努力しだいで寄付を集められれば、それでいいと言う事なんでしょうか。
東京都を筆頭とする、都市部の地方税の税収は減るんじゃないかと思いますが(笑)

首相施政方針演説(抜粋)

熱意ある地方の創意工夫を全力で応援する。それこそが、安倍内閣の地方創生であります。

地方の努力が報われる、地方目線の行財政改革を進めます。それぞれの地方が、特色を生かしながら、全国にファンを増やし、財源を確保する。ふるさと納税を拡大してまいります。手続きも簡素化し、より多くの皆さんに、地方の応援団になってほしいと思います。

 

加賀市 DMMマネー50%還元(2015/3/31まで)

「ふるさと納税」特典に「DMMマネー」 加賀市、寄付額の半額を還元

DMM.comは2月12日、創業の地・石川県加賀市のふるさと納税の特典に、「DMM.com」のコンテンツを購入できる電子マネー「DMMマネー」が採用されたと発表した。

特設サイト「DMMふるさと納税」から同市に寄付を申し込めば、寄付金の50%相当のDMMマネーを還元する。50%還元は3月31日申込み分まで。付与されたDMMマネーは1年間有効。寄付金はクレジットカードで決済できる。

・・・ということで、加賀市にふるさと納税をすると、DMMマネーがもらえるとのことです。

昨年末の税制改正大綱を発表したときに、
 ・換金性の高いものは良くない。
 ・還元率の高さをいうものは良くない。
というように「対価の提供」と誤解を招く可能性のある行為などの自粛を要求するという話がありましたが、もはや完全に無視ですね(笑)

「2015年から、少しは自粛されていくのかな?」と思っていたのですが、今のところは、ふるさと納税のお礼の品に、目立った影響は無いですね。
税制が正式に決定される4月以降はどうなるのか、わかりませんけど。
ひょっとして、DMMマネーの特典が受けられる期間が3月までというのは、そういうことなのでしょうか?

しかし、DMMが入ってくるというのは、少し意外でしたね。
ふるとくとしては、以前の日記に書いたように、楽天が入ってくるものと予想していました。

まあ、ソフトバンクも「さとふる」を立ち上げたことですし、いずれは楽天も入ってくるのではないかと思うのですが、どうでしょうねえ。