長野県 青木村 特産品開始

こちらのニュースによると、長野県 青木村が、ふるさと納税に対する特産品のお礼をはじめたそうです。

ふるさと納税に「半分返し」 青木村が特産品贈呈始める(2013年10月10日)
青木村は、現金を寄付すると、居住地に納める住民税や所得税の一部が控除される「ふるさと納税制度」を利用して同村に寄付をした人に、村特産品などの贈呈を始めた。漬物やキノコ、温泉の割引券など、寄付額の半額相当を届ける。村は「寄付をたくさんしてもらうとともに、新たな消費を生み出したい」としている。

贈る品は、コメやエリンギ、梅を塩や酒で漬けた郷土料理「みかえり漬」など季節に合わせた「特産品の詰め合わせ」、村内の飲食店などで使える「地域消費券」、田沢、沓掛両温泉の「宿泊助成券」の3種類をそれぞれ5千円相当で用意。寄付額が1万円の場合は1種類を選び、3万円以上の場合は、3種類の中から希望の品を選んで組み合わせることができる。

というわけで、早速、青木村のホームページを確認してみました。

3.寄附金の金額  寄附金の金額は、1万円、3万円、5万円です。(原則、この金額ですが、それ以外の金額でもかまいません。)

5.寄附金に対する村からのお礼  寄附金が1万円以上の寄附された方に、寄附金の概ね1/2に相当する謝礼金を進呈します。
①季節の特産物詰め合わせ
②青木村地域消費券
③田沢・沓掛温泉旅館助成券
上記の①~③の中からお選びいただけます。

うーん、いまいち、何を頂けるのか、はっきりしませんね(笑)

ニュースとHPの紹介から推測すると、②、③の券については、寄付金の半額をいただけるのでしょうね。たぶん①の「季節の特産物詰め合わせ」も、10000円の寄付金に対して5000円相当を贈るのではないかと思いますが・・・。

自治体の皆様へ」で書いておりますが、せっかく、高額なお礼の品を贈ろうとされているのですから、お礼の品をもう少しわかりやすく書かれると良いですね。

こういう書き方をしているような自治体は、他にもいくつかありますが、「アピール不足でもったいないなあ」と思います。

阿南町 米の発送開始

阿南町ふるさと納税活用 町産米11日から発送 (2013年 10月 10日 木曜日 16時38分)

阿南町のふるさと納税制度を活用した町産米振興事業で、精米プラントが8日、同町富草の阿南新川食品工場内へ設置された。9日に設置業者による最終試験を行い、作業員による研修を経て11日から発送作業が始まる。

強い農業づくり交付金事業により町が約1400万円をかけて導入。1時間当たり600キロを精米する能力がある。

寄付金や要望に応じて寄付者へ1カ月に精米10―20キロを発送する。このうち10月は最も多い3万8000キロ余を発送する計画で、精米所は常時稼働して対応する。
米は町産のコシヒカリ、あきたこまち、天竜乙女の3種をブレンドしたもの。11日には精米プラントの始動式と米の初発送式を行う予定だ。

以前のニュースでお伝えした、阿南町による、ふるさと納税の特産品のお米が、いよいよ11日から発送されるようです。この精米機自体が、ふるさと納税の寄付金を利用しているようですね。1400万円というと高額に思えましたが、仮にこれが全て10000円当たり20kgのお米を贈ることになる寄付金で賄われたとすると、

1400万円÷10000円×20kg = 28000kg = 28トン

のお米を贈った時点で、精米機がふるさと納税の寄付金で買えた事になります。他にもお米の代金とか、作業する方の人件費も当然かかるので、一概には言えませんが、10月の時点で38000kg贈る予定とのことですから、妥当な導入といえるのかもしれません。

いずれにせよ、いよいよ阿南町のお米が届く日が近づいてきたようで、楽しみにしてらっしゃる方も多いのではないでしょうか(笑)

岡山県 ふるさと納税の特産品を検討

こんなニュースが出ていました。

「ふるさと納税」増へ 県も特産品 岡山 (2013.10.9 02:09)

 導入から5年が経過した「ふるさと納税」制度で、県は特産品贈呈の検討を始めた。

県財政課によると、「費用対効果の点から贈呈はしてこなかった」というが、伊原木隆太知事は9月県議会で、県のPRに効果が見込めるなら特典つきへの切り替えも-と方針変更を表明。同課は「観光や農林水産など関係部局と協議をスタートさせる」とした。

総務省の調査では、都道府県では49%、市区町村は52%が贈呈を実施していた。

徐々に、ふるさと納税の知名度が上がるにつれ、各自治体も特産品の追加を検討しだしたようです。現状では、約半分の自治体が特産品を贈呈しているとの事ですので、最大で今の2倍の自治体から特産品が頂ける余地があるということですね。今後が楽しみです。