天童市 1万円の寄付で訳ありリンゴ 20kg

山形)ひょう被害リンゴ、天童市がふるさと納税の謝礼に

8月に農作物のひょう被害に見舞われた天童市は、農家を支援するため、ひょう害を受けたリンゴをふるさと納税の謝礼品に取り入れることを決めた。

商品名は「好ひょうEKB(え・く・ぼ)りんご」。「降雹(こうひょう)」を「好評」に掛け、ひょうが当たってできたくぼみを「えくぼ」と表して親しみを込めた。ふるさと納税を1万円以上寄付した人に対して、訳あり品としてサンふじリンゴを10キロずつ2回発送する。リンゴ10キロとラ・フランスジュース30缶のセットもある。

市によると、ひょうによる被害額は推定で10億円に及ぶ。傷んだリンゴは主にジュースの加工用に出荷されるが、味は変わらなくても生食用に比べて価格は10分の1以下となる。

・・・というわけで、天童市は、雹の被害で形が悪くなった「訳あり りんご」を特産品として贈ることにしたようです。

1万円の寄付で20kgというのは、かなりお得な感じがしますね。

「味さえ良ければ、形はどうでもいい」と思っている上、りんご好きなふるとくとしては、見逃せないお知らせです(笑)

そのままジュース用として売るより高くなりそうですし、農家への支援として、こういう、ふるさと納税の使い方は、なかなか良いのではないかと思います。

ちなみに、こちらのニュースによると、天童市は去年の5件から一気に10000件以上に増えたようです。
「1億円プレーヤー」の仲間入りを果たしたようですし、これからも天童市のふるさと納税は、要チェックですね。

ふるさと納税:昨年度5件が1万件超に急増 山形・天童市

2013年度の5件から今年度は爆発的に増えた山形県天童市のふるさと納税「ふるさと応援寄付」の申し込みが、更に増えている。9月18日時点で寄付申し込みは1万4391件、寄付総額は1億6586万2913円に達した。

京都府宮津市 1000万のふるさと納税で宅地を提供

1千万ふるさと納税で天橋立望む宅地もらえます

好きな自治体に寄付できるふるさと納税制度で、京都府宮津市は、1000万円以上の寄付者に、日本三景・天橋立を望む宅地を贈る方針を決めた。

奇抜な特典で知名度を高め、定住を促す狙いだが、額が大きいため、市は、企業による社宅などへの利用を期待し、10月から始める。総務省によると、土地を特典にする自治体は例がないという。

同市には12年、観光客260万人が訪れたが、人口は59年連続で減少、今年4月は約1万9000人でピークから半減。市などは05年度、天橋立を望む丘陵地に移住者向けの「つつじが丘団地」を開発し、73区画を約10年で完売する計画だったが、38区画が売れ残っている。

・・・というわけで、とうとう、ふるさと納税で「土地」までもらえるようになってきました(笑)

長野県 松川町が、市民農園の区画を1年間の期間限定で提供していたことはありましたが、この宮津市の特産品は、土地をそのまま贈るようですね。

記事から推測すると、「つつじが丘団地」の売れ残りを提供するものだと思いますが、この団地の不動産価値はどの程度なんでしょうね。

さすがに1000万円の控除枠を持つような人は、あまりいないと思いますが、不動産の価格によっては「お買い得」な案件かもしれません。
不動産投資に興味のあるような高額納税者はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

いやあ、しかし、ホントに最近のふるさと納税は何でもありになりましたねえ(笑)

3万円でお米1俵の湯川村 100倍以上に寄付件数増加

以前にご紹介していた湯川村のふるさと納税が好調のようです。

「3万円の寄付でお米60kg」ですから、1万円の寄付でお米20㎏のお米が頂ける阿南町と同率なので、やはり人気は高かったようですね。

ご紹介した時のニュースでは「200件を見込んでいた」とのことでしたが、やっぱり見込みが少なすぎたようですねえ(笑)
昨年、阿南町が1億円を突破したことを考えると、4000万円というのはまだまだ少ないくらいです。

ふるさと納税もだいぶ認知度が上がってきましたので、お得な特産品はあっという間に多くの人が申し込みますね。

生駒市のレインボーラムネの例のように、わずか4日で千数百件の寄付を集めることもあります。

これからふるさと納税を採用しようとしている自治体は、お得な特産品は十分な量を確保するなり、数量限定にするとか、よく考えた方がいいでしょうね。

米1俵で寄付100倍 湯川村のふるさと納税 全国から4000万円

福島民報 9月8日(月)9時12分配信

「ふるさと納税制度」を利用して3万円以上を寄付した人に地元産のコシヒカリ1俵(60キロ)を贈る福島県湯川村の取り組みに、全国から申し込みが殺到している。

今年度から始めた企画で、7月から2カ月間で1300件を超し、福井県を除く全国46都道府県から寄せられている。寄付総額は4000万円を突破し、昨年度の100倍に迫る勢いだ。予想以上の反響に、村関係者はうれしい悲鳴を上げている。

村の昨年度のふるさと納税の寄付件数は4件で、総額は46万円だった。これに対し、5日現在の寄付件数は1333件で、総額は4020万1505円に上る。件数は昨年度の約330倍で、主に首都圏からの申し込みが多いという。額は村の今年度の一般会計当初予算31億7100万円の1・3%に相当する。

これまでのお礼は寄付額にかかわらずコメ5キロだったが、1俵に変えたことで全国の関心を呼び込んだ。ふるさと納税のお礼を工夫することで効果的に自治体をPRできることを証明した。

村は6月定例議会で可決した一般会計補正予算で200件分の事業費を確保していた。想定を大幅に超える反響に、9月定例議会に提出する補正予算に1000件分を追加する事業費を盛り込んだ。しかし、予算編成後も寄付申し込みは増え続け、予算枠をあっという間に超えた。村の担当者は「また12月定例議会で補正予算を組まないと」と話す。